6/12【今日の東京株式市場】日経平均は5日ぶり反落!

📅 6/12の資産運用実績
📊 総資産:8,167,954円(+1,528,398円)
前日比+4,485円
🇯🇵 株式:60.28%/信託:39.71%
🗣️「今日も堅調!育児しながらコツコツ投資」
こんにちは、トシです!
本日(6月13日)の東京株式市場は、日経平均株価が5営業日ぶりに反落しました。終値は前日比248円安の38,173円(-0.6%)で取引を終え、東証プライム市場では値下がり銘柄が約38%を占めるなど、全体的にやや軟調な展開となりました。
しかし、個別では注目材料があった銘柄を中心に買いが集まり、活発な動きを見せた銘柄も多く見られました。
下落の背景には何があった?
今日の相場を押し下げた主な要因は以下の2点です。
① 米国の通商政策を巡る不透明感
トランプ前大統領が、関税猶予の延長は「必要ない」との見解を示したと報じられ、今後1〜2週間以内に各国へ新たな関税方針を通達するとの報道がありました。7月9日までの猶予期間を前に、米中・米欧の通商関係への不透明感が意識されました。
② 円高の進行
米国の通商政策への懸念などから、為替市場では円高が進行。一時は1ドル=143円台後半まで円高が進み、前日比で1円以上の円高となりました。これにより、輸出比率の高い自動車株などに売りが広がりました。
自動車業界では明暗が分かれる動き
マレリが経営再建へ
自動車部品大手のマレリホールディングスは、米国での民事再生法にあたる**チャプター11(連邦破産法第11条)**の適用を申請する手続きに入ったと発表。日産系として成長してきた同社ですが、日産の生産調整の影響を受け、2度目の経営破綻となる見通しです。
トヨタは株主総会を開催
一方、トヨタは定時株主総会を開催。監査等委員会設置会社への移行など、提出された6議案はすべて可決されました。「経営からの分離(スピンオフ)についても今後検討していく」との発言もありましたが、株価は約1.5%の下落となりました。
米CPIが市場予想を下回り、金融政策への注目が高まる
12日に発表された5月の**米消費者物価指数(CPI)**は、前月比+0.1%と、市場予想を下回る結果に。インフレ懸念が後退したことで長期金利は低下し、米株市場ではダウ平均がわずか1ドル安、ナスダックは0.5%安と底堅さを見せました。
来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されており、4会合連続の金利据え置きが見込まれる一方、9月にも利下げが実施されるとの見方が強まっています。一部では年内に複数回の利下げが行われるとの予測もあり、トランプ前大統領も「FRBは1%の利下げを行うべき」と発言。マーケットの期待も高まりつつあります。
今日の注目銘柄は? ゲーム・重工・好決算組が買われる!
市場全体が軟調だった中でも、材料のある銘柄には資金が流入。注目されたのは以下の銘柄です。
◆ ゲーム関連株に買い直し
任天堂、コナミグループ、カプコンなどのゲーム株が揃って上昇。特に注目されたのは、先週発売された「Nintendo Switch 2」が発売から4日間で世界累計350万台を突破したという発表。初代Switchの約2倍のペースで売れており、今後の業績貢献が期待されています。
◆ 防衛・重工・エネルギー関連も堅調
三菱重工は約5%上昇、川崎重工や資源関連のINPEXも堅調に推移。米メディアが「イスラエルの軍事行動準備に関する報告が米当局に共有された」と伝えたことから、中東リスクが意識され、防衛・エネルギー株に買いが入りました。
◆ ストップ高:ANYCOLORとgumi
- ANYCOLOR(VTuberマネジメント企業)は、好調な4月期決算を発表。今期の利益予想が市場予想を上回り、配当も増額。配当性向30%以上の方針も示されたことで、株価はストップ高に到達し年初来高値を更新しました。
- gumiはゲーム開発コスト削減に加え、保有暗号資産の評価益で最終利益が20億円の黒字転換。こちらもストップ高買い気配となりました。
◆ 住友ファーマも急騰
大和証券が投資判断を引き上げ、目標株価を560円から1200円へ大幅修正。これを受けてストップ高に張り付きました。
おわりに:個別材料株が主役の相場に
今日は日経平均が下落し、全体的には弱含みの展開でしたが、個別では好決算や業績期待、地政学リスクなど材料のある銘柄に資金が集まりました。
今後はFOMCや日銀の政策決定など重要イベントを控え、為替や金利の動向も日本株に大きく影響を与えそうです。短期的には不安定な相場が続くかもしれませんが、銘柄ごとの動きをしっかり見極めることがチャンスにつながる場面も増えそうですね。