日経平均続落も個別株に買い!名村造船やダイワボHD、半導体関連に注目集まる【6月20日 市場レポート】

toshi.kata

こんにちは!トシです。
今日の東京株式市場は、前日の米国市場が祝日で休場だったこともあり、全体的に様子見ムードの一日となりました。日経平均株価は前日の終値を挟んで小幅に上下し、最終的には続落で取引を終えています。

🌍中東情勢と個別株の動き

市場全体は落ち着いた動きでしたが、材料に反応した個別銘柄の物色は活発でした。

  • 海運株が買われる
    中東情勢への警戒感から、海上輸送ルートの封鎖リスクが意識されました。もし航路変更が必要となれば、コンテナ船の運賃上昇につながるとの思惑から、海運株に買いが入りました。
  • ダイワボHDが堅調
    最大80億円の自社株買いと株式の消却を発表し、需給改善への期待から買いが集まりました。今期は過去最高益を計画しており、さらに、子会社が手掛けるパソコン事業ではWindows 10サポート終了に伴う買い替え需要が追い風となっています。
  • 名村造船所が物色対象に
    日本政府・自民党が国内造船業の復活に向けた政策パッケージの検討に入ったとの報道を受け、国策関連の思惑から買いが入りました。

🌐海外投資家と日本株の底堅さ

日本株が底堅く推移している背景には、良好な需給環境と海外マネーの流入があります。

  • 海外投資家が11週連続で買い越し!
    東京証券取引所によると、6月第2週も海外投資家は買い越しとなり、これで11週連続の買い越し。2023年の記録(12週連続)にあと1週と迫っています。
  • 世界中から注目される日本株
    4月にはアジア、5月には欧州の投資家が大幅に買い越しており、世界の複数地域から資金が流入。日本株へのグローバルな関心の高さがうかがえます。

💻半導体株の動向:米中のサプライチェーン再編

今日の市場では、アドバンテストなどの半導体株が堅調でした。

  • 米国での大型投資が追い風に
    アメリカでは、半導体大手**テキサス・インスツルメンツ(TI)**が国内サプライチェーン構築のため、巨額の投資を表明。これを受けて、東京エレクトロンやスクリーンホールディングスなど、装置を納入している日本企業にも買いが入りました。
  • 製造装置メーカーへの影響
    アメリカ製装置が現地で有利になるとの見方がある一方、中国でのAI半導体内製化によって、日本の試験装置メーカーに恩恵が及ぶ可能性もあります。初期性能の低い中国製AI半導体は大量に必要となり、アドバンテストや東京精密の活躍が期待されています。

📅来週の注目イベント:株主総会ピークへ

来週は株主総会の集中期間。注目銘柄の動きに要注目です。

  • ソフトバンクグループ(6月27日)
    孫正義会長が出席予定。TSMCとの連携やアメリカでの投資報道など、今後の戦略に注目が集まります。
  • AGP(6月26日)
    オーストラリア大手からの買収提案の報道があり、JALからの非公開提案も重なり、株主総会での動きが注目されています。

📝まとめ

本日の市場は方向感に欠ける展開でしたが、個別銘柄では自社株買い、国策期待、半導体関連のグローバル投資など、多くの材料が注目を集めました。

また、海外投資家による継続的な買い越しが日本株全体を下支えしており、引き続き投資家心理は安定的といえそうです。

来週は株主総会シーズンの本番。企業の今後のビジョンや、海外との連携などにも注目が集まる1週間となりそうです。引き続き、マーケットの動きから目が離せませんね!

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トシ
トシ
ブロガー/会社員/ファイナンシャルプランナー(FP)2級
栃木県在住。
40代、2児のパパが運営するトシログ「おかねと暮らし」~Money Life Note~へようこそ。
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